スピリチュアル世界につながり幸せな人生へ向かう方法を配信しています。
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蜘蛛の糸
このような話をあなたは聞いたことがあるでしょうか。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」というお話です。
ある日、お釈迦様は蓮の池のほとりと歩いていました。
極楽は朝だったので、蓮の花はみな綺麗に咲いていました。
お釈迦様は、ふと、水面を覆う蓮の花の間から見える池の下を覗いてみました。
蓮池の底は丁度地獄の場所にあたっていますので、くっきりと地獄の様子が見えるのです。
大泥棒のカンダタは殺人や放火などの自らの犯した罪を反省せずに死んだため、地獄界へと落ちてしまっていました。
彼は、他の亡者と地獄で、もがいていました。
お釈迦様は彼の姿を見て、彼がただ一つ善いことをしたことを思い返しました。
森の中を通った時に、小さな蜘蛛が道を這っていました。
カンダタは足を上げ、踏み潰そうとしました。
しかし、彼は「これはとても小さいけれども、尊い生命のあるものに違いない。一寸の虫にも五分の魂と言われているし、その生命をむやみやたらに奪うということは、いくらなんでも可哀そうだからやめておこう。」と思い直して、その蜘蛛を生かして助けてやったのでした。
そしてお釈迦様は、善をおこなったのだから、この男を地獄から助け出してやろうと思い、1本の蜘蛛の糸を垂らしました。
カンダタが糸を掴むと、彼は糸によって、上へ上へと上がっていきました。
彼は途中で一休みをして下を眺めました。
すると、彼の下の方から、他の亡者たちも糸を藁をもつかむ思いで掴んで上がってきていたのです。
彼は糸が切れてまた地獄に戻ってしまうことを恐れました。
カンダタは「来るんじゃない、この糸はおれのものだ」と叫びました。
すると突然糸は切れてしまい、他の亡者たちと、彼は再び地獄の底へと落ちていってしまいました。
御釈迦様は極楽の蓮池の縁に立たれて、この一部始終をじっと見ていらっしゃいました。
やがてカンダタが血の池の底へ沈んでいくと、悲しそうなお顔をされながら、また歩き始めました。
天国と地獄の食卓
地獄の食卓
食卓のテーブルを向かい合って人が大勢並んでいました。
美味しそうな食べ物が食卓の上にいっぱい並んでいました。
全員とっても長いお箸を持っていました。
そのお箸を使ってしか食べ物は食べることが出来ません。
地獄の光景を覗くと、みんなが自分のお箸で自分の口に食べ物を持っていこうとしています。
しかし、お箸は長すぎて全く自分の口には届きません。
それでもずっとみんないつまでも自分のお箸で自分の口に持っていこう、持っていこう、としています。
全く食べられずみんな空腹で、いつの間にか、腹が減った腹が減ったと言って、腹を空かせています。
みんな痩せ細ってしまっています。
空腹でみんな腹が立ちやすく、罵詈雑言も聞こえてきました。
天国の食卓
次に天国の光景を覗いてみましょう。
みんなが自分のお箸で向かい合っています。
それぞれみんな、相手の口に食べ物を持っていっています。
すると長いお箸は、相手の口に届きました。
相手のお腹いっぱいになるまで食べ物を運んであげています。
するとどうでしょう、その向かい側の相手は、｢ありがとう｣と今度は私の口に食べ物を運んでくれるではありませんか。
相手も私も、お腹いっぱいになり自然と喜びと感謝が湧いてきました。
周りを見てみると、「ありがとう」や「ありがたい」と言っています。
みんな喜びと感謝、笑顔や微笑みの表情に満ちていました。
同じ場所だが心の持ちようが異なる世界
地獄と天国の光景と登場人物は、実は同じです。
つまり、あなたの周りの世界への日頃の行いと心の持ちようにより、周りの世界は地獄にも天国にもなる、見えるということなのです。
まとめ
今回はスピリチュアルの面で天国に転生する方法を紹介させて頂きました。
いまあることに感謝をしてなるべく良いことをすればあなたも心ゆたかに生きていくことが可能なのです。
これからの時代は分かち合いの時代になります。
感謝の気持ちを持ちともに生きていくことがたいせつな時代へとなるのです。
周りのひとをたいせつに。
そして、あなた自身のこともたいせつにしてあげてくださいね。
あなたが、心豊かに幸せに満たされた人生を歩まれますように。
