プトレマイオス星座(プトレマイオスセイザ、Ptolemaic constellations)は、2世紀のギリシャの天文学者であるクラウディオス・プトレマイオスが作成した星表に見られる星座のことです。
1970年代までは、トレミー星座と表現されていました。
トレミーはプトレマイオスの英語名 Ptolemy に由来しています。
星座の数より、プトレマイオスの48星座(トレミーの48星座)ともいわれています。
48星座は北半球で見える星座です。
16世紀以降に追加されて88星座に星座になるまでは、天文の世界でトレミー48星座は長く用いられました。
星座の由来
星座とは、恒星をギリシャ神話中の人物や動物・器具などに見立てて星を線で結び付けて、天球を区分したものです。
古代ギリシャでは48星座でした。
後に南天の星座が追加されました。
現在は全天を黄道12、北天28、南天48の88星座に分けられています。
トレミー48星座
トレミー48星座は、黄道12星座と黄道北側21星座と黄道南側15星座に分けられています。
黄道12星座は、星占いで広く知られていますね。
黄道より北側に21星座、南側に15星座あります。
黄道とは、天球上における太陽の見かけ上の通り道のことです。
黄道12星座
おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座
黄道北側 21星座
こぐま座、おおぐま座、カシオペヤ座、ケフェウス座、りゅう座、ヘルクレス座、かんむり座、へびつかい座、へび座、アンドロメダ座、ペガスス座、ペルセウス座、こと座、はくちょう座、わし座、や座、いるか座、こうま座、うしかい座、ぎょしゃ座、さんかく座
黄道南側 15星座
こいぬ座、オリオン座、おおいぬ座、うさぎ座、くじら座、エリダヌス座、アルゴ船座、みなみのうお座、さいだん座、ケンタウルス座、おおかみ座、うみへび座、コップ座(クラーテル、クラテリス)、からす座、みなみのかんむり座
補足 88星座
近代の天文学者によって、プトレマイオスが観測できなかった南天や、星座と星座の間に新たな星座がつけ加えられました。
そして、現在は星座の数は88になっています。
88星座の内訳は、アンドロメダ座、いっかくじゅう座、いて座、いるか座、インディアン座、うお座、うさぎ座、うしかい座、うみへび座、エリダヌス座、おうし座、おおいぬ座、おおかみ座、おおぐま座、おとめ座、おひつじ座、オリオン座、がか座、カシオペヤ座、かじき座、かに座、かみのけ座、カメレオン座、からす座、かんむり座、きょしちょう座、ぎょしゃ座、きりん座、くじゃく座、くじら座、ケフェウス座、ケンタウルス座、けんびきょう座、こいぬ座、こうま座、こぎつね座、こぐま座、こじし座、コップ座、こと座、コンパス座、さいだん座、さそり座、さんかく座、しし座、じょうぎ座、たて座、ちょうこくぐ座、ちょうこくしつ座、つる座、テーブルさん座、てんびん座、とかげ座、とけい座、とびうお座、とも座、はえ座、はくちょう座、はちぶんぎ座、はと座、ふうちょう座、ふたご座、ペガスス座、へび座、へびつかい座、ヘルクレス座、ペルセウス座、ほ座、ぼうえんきょう座、ほうおう座、ポンプ座、みずがめ座、みずへび座、みなみじゅうじ座、みなみのうお座、みなみのかんむり座、みなみのさんかく座、や座、やぎ座、やまねこ座、らしんばん座、りゅう座、りゅうこつ座、りょうけん座、レチクル座、ろ座、ろくぶんぎ座、わし座になっています。
まとめ
今回は、星座の由来とそれぞれの種類を紹介させて頂きました。
いかがでしたか。
星座について、詳しく知ることが出来ましたか。
とても興味深いことですね。
今までそれほど星座に興味や関心がなかった人も、これを読んで興味を持って頂けたならありがたいです。